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マリア地蔵 (幸手市) : ウィキペディア日本語版 | マリア地蔵 (幸手市)[まりあじぞう] マリア地蔵(マリアじぞう)は、埼玉県幸手市大字権現堂に所在している地蔵尊である。 == 概要 == このマリア地蔵は今日の権現堂集落農業センター敷地内で発見された。「子胎延命地蔵大菩薩」と彫刻され、右手に赤ん坊を抱いている容姿となっている。キリストを抱いたマリアに見立てられ、1820年(文政3年)に作られている。錫杖の上に十字架が刻まれ、キリスト教の仮託礼拝物であるヘビや魚が刻まれ、イエスをカモフラージュしたものである「イメス智言」の文字が刻んであることなどから江戸時代の隠れ切支丹の信仰の対象であったと考えられている。一般にはマリア地蔵と称され1983年(昭和58年)3月24日に幸手市指定有形民俗文化財となっている。現在地に移転する以前は大字権現堂229に所在していた。〔『マリア地蔵(現地所在案内板)』 幸手市教育委員会 設置〕また、マリア地蔵には、「武州葛飾郡幸手領上吉羽村一ツ谷出生俗名鳥海久治良 子胎延命 地蔵大菩薩 文政三庚辰四月吉日 同郡權現堂新田村庵ニ而建之イメス智言」と彫られている。〔『幸手市文化遺産調査報告書第5集 幸手の石造物Ⅴ‐権現堂川地区・八代地区①‐(181ページ)』 幸手市教育委員会生涯学習課 編集 幸手市教育委員会 発行 平成二一年三月二五日 発行〕この他、権現堂集落農業センターの敷地には「石鳥居寄附連名誌」、「庚申塔」、地蔵菩薩2体、「落迦石」、「十九夜供養塔」、如意輪観音、六地蔵(地蔵菩薩6体)などが所在している。〔『幸手市文化遺産調査報告書第5集 幸手の石造物Ⅴ‐権現堂川地区・八代地区①‐(178ページ ~ 183ページ)』 幸手市教育委員会生涯学習課 編集 幸手市教育委員会 発行 平成二一年三月二五日 発行〕
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マリア地蔵 (幸手市)」の詳細全文を読む
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